どうも筆者です。
2018年9月30日現在。
猛威をふるう台風24号の進路が
1959年(昭和34年)の伊勢湾台風のルートと似ていて
かつ、愛知県名古屋市の通過時には
当時以上の潮位を予測している。
【高潮 伊勢湾台風に匹敵の恐れ】https://t.co/oeucd0WUsR
台風24号は30日夜、東海地方を直撃する見通しで、伊勢湾台風に匹敵する記録的な高潮になる恐れ。気象台は厳重な警戒を呼びかけている。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) September 30, 2018
台風24号は30日夜、東海地方を直撃する見通しで、伊勢湾台風に匹敵する記録的な高潮になる恐れもあり厳重な警戒が必要です。
非常に強い台風24号は30日午前11時には、九州の南を北東へ進んでいて、30日夜東海地方を直撃するとみられています。
30日夕方から1時間に90ミリを超える猛烈な雨が降る予想で、愛知県全域に大雨警報など各地に警報が出ています。
1日正午までの24時間に降る雨の量は、いずれも多い所で三重県で500ミリ、岐阜県で350ミリ、愛知県で300ミリと予想されています。
伊勢湾台風と台風24号の進路比較
伊勢湾台風(国際名:ヴェラ/Vera)は
昭和34年9月26日の21時頃、愛知県に最も接近したと言われている。
愛知県に最も接近した時の台風経路図(進路)がこちら。
そしてこちらが2018年9月30日通過が予想される台風24号の台風経路(進路)予想図。
ほとんど同じと言っていいほど
似た進路をたどることになる。
伊勢湾台風と台風24号の強さ・気圧・風速比較
2018年9月30日に愛知県を通過する台風24号の
中心気圧は950hPa。
最大風速は中心付近で45m/s。
瞬間最大風速は60m/s。
昭和34年9月26日の伊勢湾台風の場合は
速さは45km/h。
中心気圧は958hPa。
最大風速は37m/s。
瞬間最大風速は45.7m/s。
数字だけ見ても今回の24号の方が
強烈なのがわかる。
昭和34年伊勢湾台風当時の愛知県名古屋市の浸水情報
今回の台風は暴風と高潮が本当に危険です.台風24号は先日の台風21号に匹敵する勢力で今夜近畿に上陸,その後は東~北日本を縦断し広範囲で記録的暴風に.伊勢湾や三河湾を中心に伊勢湾台風による過去最高潮位に匹敵する記録的高潮が見込まれています.命を守るために,必ず適切な避難判断・行動を!! pic.twitter.com/cFWb4TBGTz
— 荒木健太郎 (@arakencloud) September 30, 2018
台風接近によって
30日夜から明日10月1日未明にかけて
伊勢湾や三河湾中心に伊勢湾台風による過去最高潮位に匹敵する
愛知3.9m、三重3.8mの記録的高潮が予想されていた。
そして
16:22に情報が更新。
名古屋な高潮警報の量的予想が3.9mから伊勢湾台風を超える4.1mに更新されている。
その上に3mの高波が乗るので、合計で7.1mとなる可能性も。
こちらが昭和34年9月26日の伊勢湾台風時の
愛知県名古屋市の高潮浸水状況。
そして今回の24号での浸水状況が
こちらで予想できる。
慌てず焦らず情報に注意しながら
速やかに避難を。
伊勢湾台風概要
伊勢湾台風並みの高潮って・・・コレ?
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル pic.twitter.com/HFUZLUCWi9— 速野悠二 JKニンジャまりも忍法帖9/5発売 (@SuminoYUJI) September 30, 2018
昭和34年9月20日マーシャル諸島で発生した熱帯低気圧は、21日21時に台風第15号となった。
その後、超大型の猛烈な台風に発達し北上を続け、26日18時すぎに紀伊半島の南端に上陸した。
紀伊半島をほぼ縦断し、愛知県には26日21時頃最も接近し、岐阜県西部から富山県を通り日本海へ抜けた。
台風は超大型の勢力を保ち、東海地方の西を北上したため、特に伊勢湾周辺では、
最大風速が南寄りで40m/s以上の暴風となり、
記録的な高潮(名古屋港で21時35分に3.89m)が起こった。
また、三河山間部では広い範囲で200mm以上の大雨となった。
このため、愛知県では高潮・暴風・大雨等により、他に類をみない大災害となった。
特に死者は台風被害としては未曾有の多さとなり、住宅被害も莫大であった。
日最低気圧、日最大風速、日最大瞬間風速ともに、台風が愛知県に最も接近した
20時から22時の間で極値を観測している。
また、上記表の観測値は伊良湖の最低気圧(第3位)を除いて、
観測開始以来(名古屋:1891年、伊良湖:1947年)これまで
(2001(平成13)年12月31日)の極値となっている
(値は技術報告より。気圧は1964年1月1日に−0.25hPaの補正を行っています)。
最高気象潮位をみると、湾口付近では2m弱であるが、
湾奥では3.5mに達する高い値を示した。これは、気圧の下降と共に南よりの風による
吹き寄せの効果が大きかったものと思われる。また、最高潮位の時刻をみると、風向の変化とよく対応している。
先ず南東の風をまともにうけた三重県中部海岸では20時過ぎから20時30分頃と早く、
次に南南東の風をうけた伊勢湾の奥で21時30分頃、三河湾の奥では最も遅く、
風が南南西に変わった22時30分頃となっている。
台風接近時、南側に開けた伊勢湾では、南からの暴風による
吹き寄せ効果と気圧の下降による海面の吸い上げ効果等が重なり、
記録的な高潮が発生した。
(参考:気象災害の記録)