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TDK『テクノロジーで〜』ロゴのおしゃれな日本語フリーフォントは何?

 

どうも。フォントハンター筆者です。

デザイナーのみなさんこんにちは。

筆者の

フォントハンティングのコーナーへようこそ。

 

今日は、TDK『テクノロジーでなにしよう』の元ネタフォントについて

フォントハンティングいたします。

 

TDK『テクノロジーでなにしよう』広告について

落合陽一さんのキャラクーを利用した

迫力と説得力、そして最先端のテクノロジーを語る

とても効果的な広告となっている

TDK『テクノロジーでなにしよう』。

 

 

TDKキャンペーンページ

 

 

最先端のテクノロジーなんだけど

難しくないんだよ♪ 楽しいものなんだよ♪

 

ってな感じを醸し出すため

堅苦しくない雰囲気づくりにひと役買っているのが

キャッチコピーに使われているフォント。

 

元フォントの雰囲気を殺さず

とても効果的に加工して使われています。

 

さて、このフォント名とは?

 

TDK『テクノロジーでなにしよう』の元ネタフォントは?

こちらのかなフォントの元ネタ(フォント)は

『コーポレート・ロゴ』ファミリーのMと思われます。

 

 

フォント名どおり、そのまま使っても企業ロゴっぽくなってしまうフォントです。

加工無しで使うと少しカジュアルなイメージですが

今回のTDKの広告コピーのようにアール部分をシャープにしてあげることで

がらっと印象が変わりますよね。

すっきりと説得力のある、いい雰囲気です。

 

若干、『しよう』のあたりのカーニング具合が甘いところがモヤモヤしますが

『なに』を強調するための字間かと。

 

フォントダウンロード先⇒転職サイト・エージェント

 

そんな細かいニュアンスや

デザイナーさんの意図などが

トレースすることで分かる事があります。

 

『コーポレート・ロゴ』はロゴ作りの勉強に最適かも

先程も書きましたが、このフォント

そのままでもロゴっぽくなってしまいます。

 

これは諸刃の剣。

 

媒体や企業にあったイメージに沿って加工・創作すれば

オリジナリティが生まれるベースとして最適。

ですが

そのまま使ってしまえば

オリジナリティが無くなるばかりか

フォントのことを知らないクライアントさんから

また、フォント提供先から怒られてしまう事にもつながります。

 

話が長くなってしまいましたが

何が言いたいかというと

今回の広告を利用してロゴ作りについて考えてみてもいいなぁと。

ロゴ作りの練習にもってこいだなと思ったわけです。

 

このフォントを再現することで

このTDKの広告に携わった優秀なデザイナーさんが

どのような気持ちでデザインを行ったのかが見えてくると思います。

 

ぜひ試してみてはいかがでしょうか?

 

『コーポレート・ロゴ』を加工してロゴ作りの練習をしてみよう

まずは先ほどのサイトから『コーポレート・ロゴ』をダウンロードして

イラストレータなどのソフトで

文字を打ち込んで配置してみましょう。

 

行間、字間などもこのタイミングでカーニング調整します。

 

 

そして、すべて文字をアウトラン化して

アンカーポイントに集中し、不要な箇所を削除したり

付け加えたり、移動したりしてトレースしていきます。

 

 

 

こんな感じで丁寧に。なんとなく、ではなく

しっかりとラインを読むことで

デザイナーさんの気持ちに近づくことができます。

 

今回、この『コーポレート・ロゴ』の加工具合で

上手だなぁと思ったのは『な』と『よ』の二文字の加工具合。

 

この二文字が上手に整えられているか整えられていないかで

大きな違いが出ると思われます。

 

このフォントの特性のスリムな形状(コンデンス)と

『新ゴ』や『タイプラボ』のようなポップさが

今回とりあげさせていただいた

TDK『テクノロジーでなにしよう』の広告戦略においてジャマになっています。

知的、かつ柔軟な企画であることを訴求するには

そのままでは、少々ポップ過ぎる。

言い方を変えれば、ふざけてる、となります。

 

そのイメージを訴求するために

このフォントを加工したデザイナーさんは

アール部分を、バランス良く調整されているわけです。

 

 

なぜ『真似』るといいの?『学ぶ』の語源から学ぶ

今回のタイトルフォントデザイン。

一見何気ないタイトルデザインですが

フォントひとつとってみても

バックのTDKカラーを前面に押し出すカラー戦略にしても

色々な意図が組み合わさって、企画全体が構成されていることがわかりますよね。

 

少し話が逸れますが

【学ぶ(まなぶ)】という言葉の語源はご存じですか?

学ぶの語源は『真似ぶ(まねぶ)』からきているとも言われています。

『真』に『似』せる、の意味から

『まね』、『まねぶ』という語が生まれたと考えられています。

 

新しいスキルを身につけるには

まず、トレースするくらいの気持ちで

『真似』することから始めることが大切だと

筆者は思っています。

 

スキルや考え方を身につけた後

クライアントさんや商品などなど

それぞれの企画や想いに沿ったクリエイティブを行うことで

自然と『オリジナル』が生まれてくると考えています。

 

オリジナリティについて

皆それぞれ考え方がありますが

「オリジナリティなんてそもそも存在しない」

それは『傲慢』な考えなのだと

個人的には思っています。

 

デザイナーのエゴで世の中が動くだなんて

エゴ以外の何者でもありません。

まずはテクニックや思考を学んで欲しい。

そして、クライアントさんや商品に耳を傾ける。

それだけでしっかりとデザインのスキルが身につくと思います。

 

 

フォントハンティングあとがき

サイトへの集客狙いでしょうけれど

ふぉんと(ほんと)、いつも思いますが

フリーで提供してくれる方って、いい方ですね。

足を向けて寝られないですね。(ってどの方向)

 

遊びで使わせていただく分にはいいけれど

本気でデザイナーを目指すのであれば

 

このフォントは何?と聞かれたら

すっと答えられるくらいになりたいものですね。

 

今回の記事で

「デザイナーになりたい」という方のために

少しでもお役に立てたら幸いです。

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました^^